除災
じょさい
名詞
標準
warding off calamities
文例 · 用例
しかし、どういう除災、授福を講ずる仏、菩薩の教義でも、それを講じながら最後には必ず智慧開覚、人格完成に結びつけ、導いて行くことは諸経みな一致しております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 よし、ただ、南無とばかり称え申せ、ここにおわするは、除災、延命、求児の誓願、擁護愛愍の菩薩である。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
然し柳田君の山島民譚集一に馬の髑髏を柱に懸けて鎭宅除災の爲めにし又家の入口に立てゝ魔除とする等の例を擧げたのを見ると、橋本氏のも丁抹で馬を生埋する如く家のヌシとして其靈が家を衞りくれるとの信念よりしたと考へらる。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
中道等氏の本誌前号に記された、奥州の墓獅子の供養は、啓霊前に行われた獅子舞の延長とも、または獅子舞の地方的分化とも見られるのであって、さらに同氏の談によれば、東北地方には、小児の保健や除災のために、その小児の着衣を、獅子に咬んでもらう土俗が、存しているそうである。
— 中山太郎 『獅子舞雑考』 青空文庫
これに拠るとこの獅子は、悪気を追う――即ち除災が目的であって、しかも祭の後に焼くとは、その獅子に災厄を負わせるほどの贖物の思想が、潜んでいたことが知られるのである。
— 中山太郎 『獅子舞雑考』 青空文庫
これみな祈祷、除災、予言の専業者である。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
じょさいのない中老店員の一人は、顧客の老軍人の秘蔵子らしいお坊っちゃんの自分の前に、当時としてはめったに見られない舶来の珍しいおもちゃを並べて見せた。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
…… 矢藤老人――ああ、年を取った伊作翁は、小浜屋が流転の前後――もともと世功を積んだ苦労人で、万事じょさいのない処で、将棊は素人の二段の腕を持ち、碁は実際初段うてた。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
作例 · 標準
祭壇に供え物をし、悪疫退散と除災を祈った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
古来より、人々は様々な方法で除災を願ってきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
お守りは、身を守り、除災の効果があると信じられている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite