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花冠

かかん
名詞頻度ランク #44124 · 青空 105
1
標準
corolla
文例 · 用例
白花という名を冠らせるくらいだから白くはあるが、花冠の脊には、岩魚の皮膚のような、薄紅の曇りが潮し、花柱を取り巻いた五裂した花冠が、十個の雄蕊を抱き合うようにして漏斗の鉢のように開いている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児」のために、この取止めもない想い出話が一つの道しるべともなれば仕合せである。
寺田寅彦 科学に志す人へ 青空文庫
シモツケの繖形花も肉眼で見たところでは、あの一つ一つの花冠はさっぱりつまらないものであるが、二十倍にして見るとこれも驚くべき立派な花である。
寺田寅彦 高原 青空文庫
大部分はただ緑色で、それに濃い紫の刷毛目を引いた花冠は、普通の意味ではあまり美しいものではないが、しかしそのかわりにきわめて品のいい静かに落ち着いた美しさがあった。
寺田寅彦 病室の花 青空文庫
花冠の下半にたれた袋のような弁の上にかぶさるようになった一片の弁は、いつか上に向き直って袋の口を開くだろうと思っていたが、とうとういつまでも開かなかった。
寺田寅彦 病室の花 青空文庫
そういう人たちが、もし途上の一輪の草花を採って子細にその花冠の中に隠された生命の驚異を玩味するだけの心の余裕があったら、おそらく彼らはその場から踵を返して再び人の世に帰って来るのではないかという気もするのである。
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
この空中反転作用は花冠の特有な形態による空気の抵抗のはたらき方、花の重心の位置、花の慣性能率等によって決定されることはもちろんである。
寺田寅彦 思い出草 青空文庫
そうして充分延び切ってから再び頭をもたげて水面に現われ、そうして成熟し切った花冠を開くということである。
寺田寅彦 藤棚の陰から 青空文庫
作例 · 標準
この花の鮮やかな花冠は、見る者を惹きつける魅力がある。
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顕微鏡で観察すると、花冠を構成する花弁の精巧さに驚かされる。
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朝顔の花冠は、太陽の光を浴びて大きく開いていた。
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2
標準
garland
作例 · 標準
夏祭りの準備で、子供たちが楽しそうに花冠を作っている。
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誕生日のサプライズとして、友人が手作りの花冠をプレゼントしてくれた。
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彼女は白いドレスに可憐な花冠を飾り、まるでおとぎ話のようだ。
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卒業式で、生徒たちが互いに花冠を贈り合っていた。
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