封ずる
ふうずる
動詞-ずる変動詞-他動詞
標準
to seal (letter)
文例 · 用例
――だが、浮気の道を封ずることは男の特権だからな。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
大抵の主人は抱えの読書を嫌い、厳しく封ずるのが普通で、東京でも今におき映画すら断然禁じている家も、少なくなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
建文帝の国を遜らざるを得ざるに至れる最初の因は、太祖の諸子を封ずること過当にして、地を与うること広く、権を附すること多きに基づく。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
太祖が諸子を封ずることの過ぎたるは、夙に之を論じて、然る可からずとなせる者あり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
併し之を會津に封ずるに當つて、忽として百萬石を與へたのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
さるほどに、山又山、上れば峰は益累り、頂は愈々聳えて、見渡せば、見渡せば、此處ばかり日の本を、雪が封ずる光景かな。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
斯くて婦人が無体にも予が寝し衾をかゝげつゝ、衝と身を入るゝに絶叫して、護謨球の如く飛上り、室の外に転出でて畢生の力を籠め、艶魔を封ずるかの如く、襖を圧へて立ちけるまでは、自分なせし業とは思はず、祈念を凝せる神仏がしかなさしめしを信ずるなり。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
あまつさえ、水底に主が棲む……その逸するのを封ずるために、雲に結えて鉄の網を張り詰めたように、百千の細な影が、漣立って、ふらふらと数知れず、薄黒く池の中に浮いたのは、亀の池の名に負える、水に充満た亀なのであった。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
彼は書き上げた遺書を封筒に入れ、誰にも見られないよう厳重に封じた。
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「この手紙は、僕が死ぬまで開けないで」と言って、彼は封を封じた。
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王の命令が記された書簡は、黄金の印章によって封じられていた。
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標準
to prevent
作例 · 標準
警察は不審な車両の逃走経路を封ずるため、道路に検問所を設置した。
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「これ以上の混乱は封じなければならない」と、議長は毅然とした態度で述べた。
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呪術師は、古びた石塔に強力な結界を張り、魔物の出現を封じた。
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