月宮
げっきゅう異読 がっくう・がっく
名詞
標準
moon palace of the Hindu god Chandra
文例 · 用例
湖の全景は、月宮よりして、幹紫に葉の碧なる、玉の枝より、金色の斧で伐つて擲つたる、偉なる胡桃の実の、割目に青い露を湛へたのであらう。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
…… 錦葉の蓑を着て、其の階、其の柱を攀ぢて、山々、谷々の、姫は、上※は、美しき鳥と成つて、月宮殿に遊ぶであらう。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
月宮号の惨状 雲井文彦と従者の東助は各自ライフル銃を肩にして篠山博士を捜索に出かけた。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
よくよく見ると飛行船の部屋の装飾で擬ものう篠山博士の飛行船月宮号の附属品だ。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
「やッ飛行船だ※」「月宮号※」 二人は驚きの余り思わず声を発した。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
見よそこには無惨にも日本科学の粋を集めた篠山博士の飛行船月宮号は、微塵となって散らばっている。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
さらに天文学の発達が、月を疱瘡面の醜男にし、天女の住む月宮殿の連想を、荒涼たる没詩情のものに化したことなども、僕等の時代の詩人が、月への思慕を失つたことの一理由であるかも知れない。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
この分は、天なる(仰いで礼拝す)月宮殿に貢のものにござりました。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
作例 · 標準
古の詩人は、月宮に住む仙女の姿を歌に詠んだ。
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夜空に輝く満月を見て、月宮の存在を想像する。
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子供の頃、絵本で読んだ月宮の話に心を躍らせた。
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