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山里

やまざと
名詞頻度ランク #25958 · 青空 372
1
標準
mountain hamlet
文例 · 用例
ここは利根川、その氾濫のながめいちじるく、青空に桑の葉光り、さんらんとして遠き山里に愁をひたす、あはれ、あはれ、われの故郷にあなれば、この眺望のいたましさ。
萩原朔太郎 青空文庫
〔林の中の柴小屋に〕林の中の柴小屋に、 醸し成りたる濁り酒、 一筒汲みて帰り来し、むかし誉れの神童は、 面青膨れて眼ひかり、 秋はかたむく山里を、どてら着て立つ風の中。
宮沢賢治 文語詩稿 五十篇 青空文庫
私の九つ十のころでございます、よく母に連れられて城下から三里奥の山里に住んでいる叔母の家を訪ねて、二晩三晩泊ったものでございます。
国木田独歩 女難 青空文庫
一度は一人残っていると強情を張りましたので、母だけ先に帰りましたが、私は日の暮れかかりに縁先に立っていますと、叔母の家は山に拠って高く築きあげてありますから山里の暮れゆくのが見下されるのです。
国木田独歩 女難 青空文庫
十八の年まで淋しい山里にいて学問という学問は何にもしないでただ城下の中学校に寄宿している従兄弟から送って寄こす少年雑誌見たようなものを読み、その他は叔母の家に昔から在った源平盛衰記、太平記、漢楚軍談、忠義水滸伝のようなものばかり読んだのでございます。
国木田独歩 女難 青空文庫
そのころ私は女難の戒めをまるで忘れたのではありませんが、何を申すにも山里のことですから、若い者が二三人集まればすぐ娘の評判でございます。
国木田独歩 女難 青空文庫
此の山里を、汽車の中で、殆ど鳥の聲を聞かなかつた彼は、何故か、谷筋にあらゆる小禽の類が、此の巨な手の獵人のために狩盡されるやうな思ひして、何となく悚然とした。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
路は、あわれ、鬼の脱いだその沓を跨がねばならぬほど狭いので、心から、一方は海の方へ、一方は橿原の山里へ、一方は来し方の巌殿になる、久能谷のこの出口は、あたかも、ものの撞木の形。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を離れ、静かな山里で暮らしたい。
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彼は山里の風景を愛し、よくスケッチに出かけた。
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その山里には、昔ながらの日本の文化が色濃く残っている。
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