伊達者
だてしゃ
名詞
標準
dandy
文例 · 用例
」 と納戸へ入って、戸棚から持出した風呂敷包が、その錦絵で、国貞の画が二百余枚、虫干の時、雛祭、秋の長夜のおりおりごとに、馴染の姉様三千で、下谷の伊達者、深川の婀娜者が沢山いる。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
遊び女を二人連れた下町風の伊達者が通常「詩人の隅」と呼ばれる壁寄椅子の隅に陣地を占め白葡萄酒を飲み乍ら料理の来るのを待っている。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
だから、けっしてダンディ(伊達者)ではなかった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
(その時私は、いかに自分の手際が鮮やかで、巴里の伊達者がやる以上に、スマートで上品な擧動に適つたかを、自分で意識して得意でゐた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
(その時私は、いかに自分の手際が鮮やかで、巴里の伊達者がやる以上に、スマートで上品な挙動に適つたかを、自分で意識して得意でゐた。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
ここは伊達政宗という大名の開いたまちだそうであるが、日本で、der Stutzer の気取屋のことを「伊達者」といっているのは、案外、仙台のこんな気風をからかったことから始ったのではないかしらと思われるほど、意味も無く都会風に気取っているまちであった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
(下谷一番|伊達者でござる。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
フランス華族社会切っての伊達者ボニ侯爵がアメリカの金持寡婦の依頼で、この土地で欧洲名門救済協会の組織を協議したこと等の記事が眼につく――だしぬけに部屋の扉が開いた。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は街一番の伊達者として知られていた。
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その伊達者は、いつも最新の流行を取り入れていた。
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昔の文学作品には、魅力的な伊達者が登場することが多い。
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