洒落者
しゃれもの
名詞
標準
dandy
文例 · 用例
彼らは決して、世の常の洒落者やおめかしやでなく、むしろ概してその反対であるけれども、その心の中の鏡に映して、常にイメージしている自分の姿は、永遠の美少年でありたいのである。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
私は、新しい袴と黒い沓下とあみあげの靴をはき、いままでの毛布をよして羅紗のマントを洒落者らしくボタンをかけずに前をあけたまま羽織つて、その海のある小都會へ出た。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
私は、新しい袴と黒い沓下とあみあげの靴をはき、いままでの毛布をよして羅紗のマントを洒落者らしくボタンをかけずに前をあけたまま羽織つて、その海のある小都会へ出た。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
あの洒落者が、こんな姿で旅に出るのは、生れてはじめての事であつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
溝の底の汚泥を掴み出すのは世態に通じたもののすることでは無い、と天明度の洒落者の山東京伝は曰ったが、秀吉も流石に洒落者だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
貞しい説でも有り善い教へでも有らうが、一口に云へば野暮なことで、天下堪へず、墨子獨り能く任ふと雖も天下を如何にせん、と云つたのは流石に洒落者の巧みな論破ぶりである。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
往年予西インド諸島で集めた介殻を調べくれたリンネ学会員ウィルフレッド・マーク・ウェッブ氏の『衣装の伝統』(一九一二年板)に、洒落者をコックス・コームと呼んだ訳を述べある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その頃|何処かの洒落者の悪戯であろう、椿岳の潤筆料五厘以上と吹聴した。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
作例 · 標準
その男は、いつも最新の流行を取り入れた洒落者だった。
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街角で見かけた、その身なりの良い人物は、まさに洒落者といった風情だった。
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「彼は昔から洒落者で、服のセンスは抜群なんだ。」
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