伏臥
ふくが
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
lying face down
文例 · 用例
私は、顏を伏臥す位にして、呼吸を殺して笑つて居ると、お芳は火を移して了つて、炭をついで、雜巾で火鉢の縁を拭いている樣だつたが、軈て鐵瓶の蓋を取つて見る樣な音がする、茶器に觸る音がする。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
私は、顔を伏臥す位にして、呼吸を殺して笑つて居ると、お芳は火を移して了つて、炭をついで、雑巾で火鉢の縁を拭いてる様だつたが、軈て鉄瓶の蓋を取つて見る様な音がする。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
変り者の絹坊は座席を滑り落ちて、靴の載るところにあいかわらず石亀のように小さくなって伏臥していた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
頓て其蒼いのも朦朧となって了った…… どうも変さな、何でも伏臥になって居るらしいのだがな、眼に遮ぎるものと云っては、唯|掌大の地面ばかり。
— ガールシン 『四日間』 青空文庫
それには丁度|先刻しがた眼を覚して例の小草を倒に這降る蟻を視た時、起揚ろうとして仰向に倒けて、伏臥にはならなかったから、勝手が好い。
— ガールシン 『四日間』 青空文庫
」と腋の下に両手を当てそのまま、私は手放しで、ぐしゃと泣いて、たまらずああんと声が出て、みっともない二十八のおたふくが、甘えて泣いても、なんのいじらしさが在ろう、醜悪の限りとわかっていても、涙がどんどん沸いて出て、それによだれも出てしまって、私はちっともいいところが無い。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
奥さんは、小がらの、おたふくがおであったが、色が白く上品であった。
— 太宰治 『満願』 青空文庫
』 これは、名高い昔の禪僧が殘した言葉で、おふくが文を持つ立姿の圖に、その畫賛として書かれたものであるといふ。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
作例 · 標準
疲れて床に伏臥している猫の姿は、見ているだけで癒される。
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患者は医師の指示に従い、ベッドの上で伏臥の姿勢をとった。
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動物たちは敵から身を守るため、草むらに伏臥してじっとしていた。
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