改札係
かいさつがかり
名詞
標準
ticket examiner (collector, inspector) (in a railroad station)
文例 · 用例
それはとにかく、改札係は人間であるがその役目はほとんど機械的なものである。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
女が行ってしまうとその駅員は、改札係と、居合わせた警官と三人で顔を見合わせて何か一言二言言ってにやにや笑っていた。
— 寺田寅彦 『軽井沢』 青空文庫
赤帽|溜で昼飯を食べていた伝さんのところへ、降車口の改札係の宇利氏が、ひょっこりやって来て、いきなり云った。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
改札係といえば、伝さん達よりは段違いの上役である。
— 大阪圭吉 『三の字旅行会』 青空文庫
「東京――モスコウ」と朱線のはいった黄色い切符を示したとき、ちょっと儀式張って、善きほほえみとともに鋏を入れてくれた改札係の顔。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
あまり毎日出張するので女中が、ひまな改札係や踏切番と大変親密になってしまったという話だが、どの程度に親しくしたものか背中の私には一向わからなかった。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
(言ってるところへ改札係の駅員が来、ガチヤン、ガチヤンと改札口をあける、と同時に下りの列車が近づいてくるひびき)金太 そら見い、汽車が来た。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
改札係の板の上には、時間表があり、定刻と、おくれて到着した各列車の時刻とが対比して書き込まれている。
— 宮本百合子 『みのりを豊かに』 青空文庫