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究竟

くきょう
名詞名詞-の形容詞
1
標準
culmination
文例 · 用例
もう一歩根本的に考えてみると畢竟わが国において火災特に大火災というものに関する科学的基礎的の研究がほとんどまるきりできていないということが究竟の原因であると思われる。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
この肉体さえも仏陀と等しき不生不滅の性質や働きを得なければ究竟とは考えられなかった。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
われわれが信じわれわれの行かうとするみちがもしまちがひであったなら究竟の幸福にいたらないならいままっすぐにやって来て私にそれを知らせて呉れ。
宮沢賢治 『春と修羅』補遺 青空文庫
垂れ下したる日蔽は、これ究竟の隠所と、泰助は雨戸とその幕の間に、電のごとく身を隠しつ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
この血の跡を慕い行かばその行先を突留め得べきが、単身にては気味悪しと、一まず家に立帰りて、近隣の壮佼の究竟なるを四人ばかり語らいぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
棍棒を取れる屠犬児、籠を担える屑屋、いずれも究竟の漢、隊の左右に翼たり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
」と声|嗄るるまで触流すを、ござんなれと待居たる、究竟の破落漢、軒下あるいは塀の蔭よりばらばらと飛出して、お使番を引僵し、蹴って踏んで撲わして、「此奴等、人を乞食にしやあがる。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
と云って、ここで何時まで争っても究竟は水掛論である。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫