名石
めいせき
名詞
標準
famous jewel
文例 · 用例
そこで彼の權官は首尾よく天下の名石を奪ひ得てこれを案頭に置て日々眺めて居たけれども、噂に聞きし靈妙の働は少しも見せず、雲の湧などいふ不思議を示さないので、何時しか石のことは打忘れ、室の片隅に放擲して置いた。
— 國木田獨歩 『石清虚』 青空文庫
此日雲飛は待ちに待つた日が來たので夜の明方に海岱門に詣で見ると、果して一人の怪しげな男が名石を擔いで路傍に立て居るのを見た。
— 國木田獨歩 『石清虚』 青空文庫
戒名は一乗英峰信士、俗名石丸英一、十八歳、大正九年十月九日寂。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
それから蛸と同類で、現世界には化石となってのみ蹟を留むるアンモナイツは、漢名石蛇というほど蟠いた蛇に酷似いる。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
鴎外はなおもこれに註記して、先ず拉典の学名を挙げ、漢名石蒜。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
太閤が大阪城で使った何百倍の大石でもかまわねえから、大小に拘らず天下の名石を探してこいてえ御厳命だね」「このあたりで名石というのは、あんまりきかないねえ」「山か河原でもかまわねえが、石がタクサンあるようなところはないかね」「そうだねえ。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
名石だか、奇石だか知らないが、タダの石かも知れないよ。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
四世円太郎、本名石井菊松、明治卅一年十一月四日卒、戒名は円立院花橘日松信士である。
— 正岡容 『巣鴨菊』 青空文庫
作例 · 標準
博物館の特別展で、世界各地から集められた希少な名石が公開された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
その庭園には、時の権力者が各地から取り寄せたという巨大な名石が配置されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
祖母から譲り受けた指輪には、深紅に輝く見事な名石が埋め込まれていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview