屋久杉
やくすぎ
名詞
標準
Yakushima cedar (esp. one over 1000 years old)
文例 · 用例
營林署の管轄になる土地は二萬ヘクタールに上るのださうで、すべて官有林で、こゝでは屋久杉が有名である。
— 林芙美子 『屋久島紀行』 青空文庫
千年近い屋久杉があの山中に亭々とそびえてゐるのだ。
— 林芙美子 『屋久島紀行』 青空文庫
たゞ、原生林の屋久杉の産地といふだけしか、富岡には判つてゐないのだ。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
海抜一○○○から一五○○米の山腹に屋久杉の繁茂。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
屋久島は、屋久杉で有名なところであつたが、こゝの杉材は、河川を利用して、河口へ押し出すといふわけにゆかないので、全部トロッコ運搬に寄らなければならなかつた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
われら式のぶらぶらあるき、彼岸もはやくすぎた、四月上旬の田畝路は、些とのぼせるほど暖い。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
といって、はっきり起きているのでもなく、生きているのか死んでいるのかわからないような数時間が、ようやくすぎ去って、やがて、空がほんのりと明るくなり、海のはてに血のような真赤な色が流れて、びっくりするほど赤い太陽が、水平線の上にジリジリとさしのぼって来ました。
— 江戸川乱歩 『新宝島』 青空文庫
作例 · 標準
霧の中にそびえ立つ屋久杉の巨木を見上げると、その神々しさに圧倒される。
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屋久杉の工芸品は独特の深い香りがし、使い込むほどに味わい深い色になる。
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何千年もの時を刻んできた屋久杉の生命力に、自然の神秘を感じずにはいられない。
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ウィキペディア
屋久杉(やくすぎ)は、屋久島の標高500メートル以上の山地に自生するスギ。狭義には、このうち樹齢1000年以上のものを指し、樹齢1000年未満のものは「小杉(こすぎ)」と呼ぶ。また屋久島で植林された杉を「地杉(じすぎ)」と呼ぶが、樹齢100年以内の小杉を指す語としても用いられる。このように使い分けて呼ぶのは、主に地元で昔から生活に密着した材料であったためである。工芸品でも有名とされる。
出典: 屋久杉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0