冴え
さえ
名詞頻度ランク #15161 · 青空 274 例
標準
clearness
文例 · 用例
そんな工合いの冴え冴えした解決だ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
空に、冴え冴えとした月と雲とが見えた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
空には中秋の月が冴えて、氷のような月光が独り地上を照らしている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
日はしばし、鐘が淵の杜を焦がして、八百代小田にうつろひしが、次第に光淡くなりもてゆきて、をちこちに蛙の聲聲聞え、下ゆく水も音冴えたり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
とある雨の夜、父は他所の宴会に招かれて更けるまで帰らず、離れの十畳はしんとして鉄瓶のたぎる音のみ冴える。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
子供の頃、寒月の冴えた夜などに友達の家から帰って来る途中で川沿いの道の真中をすかして見ると土の表面にちょうど飛石を並べたようにかすかに白っぽい色をした斑点が規則正しく一列に並んでいる。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
膚の細い、黄い石や、黒い石の上を辷ると、思いなしか、沈んだ、冴えた声をして、ついと通る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それでいて、眠っているのではない、どこか冴え切って、鋭く物に迫るところがある。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
作例 · 標準
空の冴えが、冬の澄んだ空気を物語っていた。
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彼女の瞳の冴えは、純粋さと聡明さを感じさせた。
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磨かれたガラスの冴えが、部屋の光を反射していた。
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標準
skillfulness (skilfulness)
作例 · 標準
彼の剣さばきの冴えは、長年の鍛錬の賜物だろう。
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そのピアニストの演奏の冴えには、聴衆は息をのんだ。
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彼女の機転の冴えは、どんなピンチでも状況を打開する力があった。
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