屡々
しばしば
副詞頻度ランク #4197 · 青空 1569 例
標準
often
文例 · 用例
――芸術といふものが、卑近な意味では、屡々女性的なものだとせられ、甚だしくは論理を無視する処から発生するとさへ考へられるにも拘らず、実は、芸術くらゐ論理的な謂はゞ男性的な性格と環境とを必要とするものはないやうに思はれる。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
一見、その根性は人をして屡々知慧ある態度を採らせるやうに見える。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
迷蒙の中ではディレッタントが屡々確固たる性格者にみえる。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
その通りを行き切つて、明るい旧通りへ出ると、そこから直ぐと近くにある、彼が三年前に屡々買つたり売つたりしてゐた古本屋に、チヨツと寄つてみようかといふ気が起つた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
おまけにそれが短歌や俳句の延長でなしに、純然たる詩の様態を持してゐたのならばともかくも、事実それは屡々短歌や俳句の延長であつたといふか、それらの形の崩れたものであつた。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
今や我々は東西芸術の契機を見たのだから、従来屡々あつたやうに、我等の血液を嘆ずべきではない。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
生活人は屡々芸術家の此の天使状態を、何かと訝かる。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
一、屡々謂はれる意味で「芸術には思想が必要」なぞとは意義をなさぬ。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫