先客
せんきゃく
名詞頻度ランク #35607 · 青空 165 例
標準
the preceding visitor
文例 · 用例
丁度先客と對談中であつた彼は、ひどく憔悴して見えた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
先客が歸つたあとで、彼は再度、前の日の鋭い質問を繰返した。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
そのときすでに、ひとりの先客があった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
先客の恰好が、どうもなんだか奇態に見えたからである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
年賀に行くと大抵応接間か客座敷に通されるのであるが、そうした部屋は先客がない限り全く火の気がなくて永いこと冷却されていた歴史をもった部屋である。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
先客の三人も今来た一人も、みな土方か立ちんぼうぐらいのごく下等な労働者である。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
床の上を足を動かすたびに、先客の喰荒らした広東豆(南京豆のこと)の殻が気味悪くつぶれて音をたてた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
彼は先客の人に対して議会解散の予想などを喋喋述べて居たが、「こんなへつぽこ役人ではね、」と云つて湧き上る様に笑つた。
— 平出修 『公判』 青空文庫
作例 · 標準
人気のラーメン屋に行ったらすでに先客が十人以上並んでいて、一時間待ちだった。
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「すみません、この席は先客がいらっしゃいますので、あちらの席へどうぞ」
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貸別荘に着くと、すでに先客の猫がテラスでくつろいでいて思わず笑ってしまった。
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