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入相の鐘

いりあいのかね
名詞
1
標準
evening bell
文例 · 用例
其二 弓張月の漸う光りて、入相の鐘の音も収まる頃、西行は長谷寺に着きけるが、問ひ驚かすべき法の友の無きにはあらねど問ひも寄らで、観音堂に参り上りぬ。
幸田露伴 二日物語 青空文庫
……聞く人一しおいたわしく、その姿を見おくりけるに、限ある命のうち、入相の鐘つくころ、品かわりたる道芝の辺にして、その身は憂き煙となりぬ。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
八 隠亡堀の流れの向うに陽が落ちて、入相の鐘がわびしそうに響いて来た。
田中貢太郎 南北の東海道四谷怪談 青空文庫
そういう罪人を載せて、入相の鐘の鳴るころにこぎ出された高瀬舟は、黒ずんだ京都の町の家々を両岸に見つつ、東へ走って、加茂川を横ぎって下るのであった。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
智恩院の桜が入相の鐘に散る春の夕べに、これまで類のない、珍しい罪人が高瀬舟に載せられた。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
さう云ふ罪人を載せて、入相の鐘の鳴る頃に漕ぎ出された高瀬舟は、黒ずんだ京都の町の家々を兩岸に見つつ、東へ走つて、加茂川を横ぎつて下るのであつた。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
智恩院の櫻が入相の鐘に散る春の夕に、これまで類のない、珍らしい罪人が高瀬舟に載せられた。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
寺にては日に唯※一度、入相の鐘を撞く。
大町桂月 鹿野山 青空文庫
作例 · 標準
遠くの寺から入相の鐘が聞こえ、一日の終わりを告げた。
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入相の鐘が鳴り響く中、家路を急ぐ人々が村の小道を行き交う。
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日が沈み、あたりが薄暗くなると、どこからともなく入相の鐘の音が響いてきた。
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