地響き
じひびき
名詞
標準
subterranean rumbling
文例 · 用例
一體どうして、かういふ風に連續的に足音や地響きが持續するかといふ理由を考へて見た。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
まもなく、この小衝突の一方を敷きつぶしてしまうかのように、灰色の装甲自動車が、機関銃の角をはやし、地響きを立てて疾駆してきた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
スーッと空中に線を引いてボーンと地響きがする。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
どしーんといふその地響き――それは大地を惰眠から呼び覺さうとするやうに響く。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
慧鶴はすこし夢心地になって思索の筋道を奥歯できっと噛み押えながら意識をとろりとさせていると、地響きのようなものが聞えて来た。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
ゆうべは妙な地響きがしたと駅の人々がちらほら噂し合っている十日の朝から、今までにない激しい地震と一緒に富士の山麓の方に当って何処という個所は判らず鳴動の音が聞えて来た。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
その地響きが膚に応えて、震える状に、脇の下を窄めるから、雪女は横坐りに、「あい、」と手を支く。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
ハリケーンと言いたいくらいの凄い西風が、地響き立てて吹きまくる。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
図鑑で調べたところ、あの鳥は「慈悲」という名前で、日本では稀に見られるそうだ。
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