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漸く

ようやく
副詞頻度ランク #21172 · 青空 5804
1
標準
finally
文例 · 用例
茲で漸く海はその深い感じを、寧ろ肉感的にさへ感じさせる。
――人と海―― 海の詩 青空文庫
然しその海の上にも星変り、月変つて、――と茲で、私の目は漸く海を去つて、なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に、過ぎ逝ける諸世紀が、黒光りする中世の武具の色をして、堵をなして潜んでゐるやうに感じられる。
――人と海―― 海の詩 青空文庫
所が今年になつて「新生」を受取るやうになつてから、漸く出たなとおもつた。
中原中也 感想 青空文庫
加ふるに黄熱病が猖獗を極めてゐて、ルモオルは船から船に移されて漸くのことで例の親戚の手に渡されたのだが、その親戚は貧乏になりはてちまつてゐたといふわけだ。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
彼女の名声が漸く動かすべからざるものとなつたのは、『遺稿集』が出てからであつた。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
一種の率直な果敢性をもつ、本能的なその芸術は、その暫く後にいたつて、人々が意志と探究との結果、漸く得た新風を、サツサとやりおほせてゐるのであつた。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
扨、件の裕福な青年は、漸く、文学そのものではないかも知れぬが、文学の話をする奴は嫌ひになつてゆく。
中原中也 心理的と個性的 青空文庫
Bはまたそれを感ずるから、「君等の考へてることは違ふ」とかなんとかいふ、とまれ形勢は悪くなるから、それ聴く方は漸く面倒臭がりだすから、尚も云はうとすれば声は次第に金切声になるとか、怒りつぽくなるとする。
中原中也 心理的と個性的 青空文庫
2
標準
barely
3
標準
gradually
漸く(ようやく) — 幻辞.com