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辛うじて

かろうじて
副詞頻度ランク #24776 · 青空 1058
1
標準
barely
文例 · 用例
曰く、『詩もなければ韻文もない、辛うじて文学が……』ラフォルグはコルビエールの作品を愛してゐたが、部分的にしか了解してはゐなかつた。
中原中也 トリスタン・コルビエールを紹介す 青空文庫
そして杖にすがったまま辛うじてかがんだ猫背を延ばして前面に何物をか求むるように顔を上げた。
寺田寅彦 青空文庫
もっともこう言った雪の美しさだけなら、何も高山に限らず、寒帯地方で、もっと大規模に見られるかも知らぬが、高山特得ともいうべきは、空の濃碧であること、色彩の光輝あること、植物の変化と豊饒なることなどが、その背景になっていることで、北寒地方の雪といえども、これらには辛うじて匹敵し得られるに過ぎまい。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
これに反して日本海方面の北アルプスは、冬季氷雪の多いこと無双であるが、山の標高は辛うじて三千米突を出入するに過ぎない。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
そして、累卵の危きにある(地主の権利)を辛うじて護る事が出来た。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
」 當時白秋氏の厚意によつて、辛うじてその雜誌に投書を掲載してもらつてゐる所の、全然無名な僕等に於て、かうした事實のあるべき道理がないので、君の言ふことがデタラメであり、空想の誇張であるといふことがさすがに世慣れない僕にもすぐ解つた。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
それの安定を保つためには、微妙な数理によって組み建てられた、支柱の一つ一つが必要であり、それの対比と均斉とで、辛うじて支えているのであった。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫
私達が思わず立上ると、同時に花子のやつれた姿がよろよろと死の首で辛うじてささえられた。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
作例 · 標準
「ふぅ、危なかった…」最終電車のドアが閉まる直前、滑り込むようにして辛うじて間に合った。
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崖っぷちで足を踏み外しかけたが、とっさに突き出た木の根を掴んで辛うじて持ちこたえた。
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予報では大雨だったが、イベントの間だけは辛うじて天気が持ち、無事に全ての行程を終えることができた。
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何度も不採用通知を受け取った末、ようやく最後の一社から辛うじて内定をもぎ取ることができた。
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辛うじて(かろうじて) — 幻辞.com