着込む
きこむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to wear (multiple layers of clothes)
文例 · 用例
失踪者の一|人、原田喜三郎の惨殺|屍体が、造船工場から程遠からぬ海上に浮び上ったと云う報告を受けて、青山|喬介と私は、暖い外套を着込むと、大急ぎで工場までやって来た。
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
それを着込むと、どんな寒中でも風邪を引かないばかりか、色々の書物に載つてゐない善い考へが浮んで来るといふ事だつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
入口の扉の側に立つてゐたのは折目の正しい、仕立おろしの流行服を着込むだ紳士だつた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
さういふなかには、肝腎の猟そのものよりも、甲斐々々しい猟服を着込むで霧の深い野路を口笛を吹きながら急ぐ、猟人らしい気持が好きで/\溜らぬ人達が少くなささうだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
本人は女を持っているのであるからボロに気がついても、容易に新調の服を着込むことが出来なかった。
— 室生犀星 『陶古の女人』 青空文庫
異状が見えたら刻々に告げて来い」 具足櫃を開けて、親譲りの紺糸縅しの一番を着込むのと、侍部屋の方へ向って股肱の面々を呼び立てるのを彼は同時に行っていた。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
頼春の給仕のみで、すぐ粥腹に鎧を着込む。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
が実際は、何のヘンテツもない土の中へ剣を突きこむのと同じようなことだった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
標準
to dress up (esp. in formal clothes)
標準
to break in (through repeated wearing)