別人
べつじん異読 べつにん
名詞頻度ランク #15303 · 青空 990 例
標準
different person
文例 · 用例
その後子規に会ったとき「あれはまずい、前のと別人のようだと不折が云っていた」と云われた。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
うちにゐる時とは別人の觀がある。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
往きに一緒であつた女學校の一團と再び同じ汽車に乘り合せたが、生徒達は往きとは丸で別人のやうに活溌になつて居た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
柚木は自分ながら壮躯と思われる身体に、麻布のブルーズを着て、頭を鏝で縮らし、椅子に斜に倚って、煙草を燻ゆらしている自分の姿を、柱かけの鏡の中に見て、前とは別人のように思い、また若き発明家に相応わしいものに自分ながら思った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
私は脅えの中にも主人がこの旧峠道にかかってから別人のように快活になって顔も生々して来たのに気付かないわけには行かなかった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
けれども家へ帰って家庭の人となる時は、まるで別人になっておとなしい良家の娘になる。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
ついさっき暴れていたとは別人のようにすごすごと下りて行った後姿が淋しかった。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
それにしても日本の学者の論文が外国に紹介されるときに別人の仕事が同一人の仕事のように取扱われるような、よくある混同を避けるにはこういう新案もいいかもしれないのである。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
作例 · 標準
メイクを落とした彼女は、さっきまでとはまるで別人のようだった。
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数年ぶりに会った彼は、以前の頼りない姿から別人のように逞しくなっていた。
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声だけ聞いて彼だと思ったが、振り返ったのは全くの別人だった。
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