足だまり
あしだまり
名詞
標準
base of operations
文例 · 用例
見た眼には、けわしそうでもあるが、こうして登ってみると、きちんきちんと足だまりができていて、さほど難渋でない。
— 太宰治 『猿ヶ島』 青空文庫
いのちともしきわれをよぶ 足だまりにしていた枯枝がぽきっと折れた。
— 太宰治 『猿ヶ島』 青空文庫
学生が、絶壁のなかばに到達したとき、足だまりにしていた頭ほどの石ころがもろくも崩れた。
— 太宰治 『魚服記』 青空文庫
官吏とか商人とかゞ、足だまりに寄つて行きさうな小さい町である。
— ――北海道の旅より―― 『摩周湖紀行』 青空文庫
足だまりの城として伯父より添書ありしは、浅草三間町の深沢某なり。
— 饗庭篁村 『良夜』 青空文庫
その南の岸辺に柳の木が成育し、従って土がかたまり、人々の足だまりが出来た。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
アイヌの遊牧にまかせていたこの島は、外寇と植民の足だまりになるよう立てなおさなければならない。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
播州・江州に大きな足だまりを持つて居た。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫