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足がかり

あしがかり
名詞頻度ランク #33333 · 青空 173
1
標準
foothold
文例 · 用例
新聞記事によると、アメリカでは太平洋上に浮き飛行場を設けて横断飛行の足がかりにする計画があるということである。
寺田寅彦 天災と国防 青空文庫
湯上りのからだに秋風がしみて、ひどくいまいましい気持になり、私はゴミ箱を足がかりにして屋根へ上り、二階の雨戸を軽くたたいて、奥さん、おねえさん、とまた低く呼びましたら、だしぬけに内から女房が、どろぼう!
太宰治 男女同権 青空文庫
いくら大目付様がウロタエさっしゃっても、手がかりも足がかりもない立派な人間に疑いをかけさっしゃる筈はないが……扨は松倉十内がうろたえたかな……」「ええッ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
廉平は雲を抱くがごとく上から望んで、見えるか、見えぬか、慌しく領き答えて、直ちに丘の上に踵を回らし、栄螺の形に切崩した、処々足がかりの段のある坂を縫って、ぐるぐると駈けて下り、裾を伝うて、衝と高く、ト一飛低く、草を踏み、岩を渡って、およそ十四五分時を経て、ここぞ、と思う山の根の、波に曝された岩の上。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
岩は殆ど峭立ったように嶮しいが、所々には足がかりとなるべき突出の瘤があるので、それを力に探りながら徐々と進んだ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
兎にかく手がかり足がかりの岩を辿って、下へ下へと危くも降りてゆくと、暗い中から蝙蝠のようなものがひらりと飛んで来て、市郎の横面を礑と打った。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
引返そうにも足がかりが見出されぬ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
片手は綱に縋り、片手は松明を把って、塚田巡査は左右の足を働かせながら、足がかりとなるべき大小の岩を探りつつ、漸次に暗い底へ降りて行った。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
作例 · 標準
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