増長天
ぞうじょうてん異読 ぞうちょうてん
名詞
標準
Virudhaka (Buddhist deity)
文例 · 用例
『伸子』と網野さんに貰った大仏前燈籠の写真と増長天の写真とをおくった。
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
増長天の方が大分気にいりチョールト・ワジミ!
— 一九二八年(昭和三年) 『日記』 青空文庫
よく山の者が久米一の傲慢増長を憎んで、かげ口に増長天王と悪口をいっているが、かりそめにも、この大川内で窯焚きの上手では右へ出る者のない百助を、足蹴にした憤怒慢心の今の姿は、まったく、増長天王そのものの相であると思った。
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
こめかみから額に、蚯蚓のような青筋をみなぎらし、「ちッ……畜生ッ、覚えていろ増長天王め!
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
彼が、これを最後として作りにかかっているのは、窯焚きの百助が、自分を罵った言葉に着想を得た、増長天王二尺|余の像である。
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
で、この増長天王にあらん限りの華麗と熱と、若々しさと矜と、自分の精血を注ごうとする意気をもった。
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
箆の秘伝、釉薬の合せ、彼が今日までおくびにも出さない秘密を、みなブツブツとひとりごとに説き明し、そして増長天王の仕上げにかかっていた。
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
いやいやながら久米一に詫びを入れその日に、いよいよ焼くとなった増長天王の像をうけ取った。
— 吉川英治 『増長天王』 青空文庫
作例 · 標準
四天王の一尊である増長天は、南方を守護すると言われている。
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寺院の門には、威厳のある増長天の像が安置されていた。
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増長天は、サンスクリット語でヴィルーダカと呼ばれ、成長を司る神として信仰されている。
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