優越感
ゆうえつかん
名詞
標準
superiority complex
文例 · 用例
わびしい無智な誇りではあったが、けれども笠井さんは、やはりほのかな優越感を覚えて、少しほっとした。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
ある者は、書記官長のようにソワソワと歩き、あるものは女官のように歩く、あるものはポーターがいることだけで、もう城門をはいる人間のような優越感を感じてスクリーンの人間の歩き方のように、足が速くなる。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
それにしても、彼がそんなにぼくに親切にしてくれるのは何故であるかぼくには分らなかったが、ぼくは唯、彼がぼくの機嫌をとる態度をみて、嫉妬される者の優越感を味い、少し己惚れ気味に良い気持になっていた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
杏平は日頃の優越感が確かめられたことを感じないわけにはいかなかつた。
— 新美南吉 『登つていつた少年』 青空文庫
しかも前記三氏の場合、その三偉人はおのおの、その時、奇妙に高い優越感を抱いていたらしい節がほの見えて、あれでは茶坊主でも、馬子でも、ぶん殴りたくなるのも、もっともだと、かえってそれらの無頼漢に同情の心をさえ寄せていたのである。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
そうして支那の現状が、そろそろ列国の奴隷になりかけているのを知って、彼等は、僕に対してだけ特に、優越感を抱いているのではなかろうか、いや、たしかにそれは僕のひがみなんです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
他のお客は、このあわれなる敗北者の退陣を目送し、ばかな優越感でぞくぞくして来るらしく、「ああ、きょうは食った。
— 太宰治 『禁酒の心』 青空文庫
自分がその律義を、その不粋を、いつも軽蔑の的にしてそれを嘲笑することによって一種の優越感が持てゝいたのを、もうそれも失わせられたような気がした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の知識をひけらかし、優越感を満たしていた。
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優越感を持つことは、時に人間関係を悪くする。
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彼は成績が良いことで、いつも優越感を抱いていた。
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ウィキペディア
優越感 とは、自分が他者より優れているとの認識、およびここから生じる自己肯定の感情である。多くの場合において自尊心の一端に位置する感情である。優等感(ゆうとうかん)ともいう。対義語は「劣後感」または「劣等感」。
出典: 優越感 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0