火の粉
ひのこ異読 ほのこ
名詞頻度ランク #40579 · 青空 354 例
標準
sparks
文例 · 用例
雪の宵 青いソフトに降る雪は 過ぎしその手か囁きか 白秋ホテルの屋根に降る雪は過ぎしその手か、囁きか ふかふか煙突|煙吐いて、 赤い火の粉も刎ね上る。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
しづかにしづかに酒のんでいとしおもひにそそらるる…… ホテルの屋根に降る雪は 過ぎしその手か、囁きかふかふか煙突煙吐いて赤い火の粉も刎ね上る。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
たいまつの火の粉は赤く散り、大熊星は見えません。
— 宮沢賢治 『柳沢』 青空文庫
薄藤色の出の衣服の、肩を揉んで身をあせる、火の粉は紅梅のごとく衣紋を切って散るのである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
清葉は、向うから突戻されてよろよろと、退ると、喞筒の護謨管に裳を取られてばったり膝を、その消えそうな雪の頸へ、火の粉がばらばらとかかるので、一人が水びたしの半纏を脱いで掛けた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
地獄の口の開いた中から、水と炎の渦巻を浴びて、黒煙を空脛に踏んで火の粉を泳いで、背には清葉の継しい母を、胸には捨てた(坊や。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
が、矢玉と馳違い折かさなる、人混雑の町へ出る、と何しに来たか忘れたらしく、ここに降かかる雨のごとき火の粉の中。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
火の粉は八方に散る。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
作例 · 標準
焚き火から舞い上がった火の粉が、夜空に吸い込まれるように消えていった。
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「隣の火事の火の粉が飛んでこないか心配だ」と近所の住人が外をうかがっている。
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グラインダーで鉄を削ると、激しい火の粉が散って作業者の防護服を焦がした。
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