宥恕
ゆうじょ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
forgiveness
文例 · 用例
高浜さんには礼を失した点も多かろうと思うが昔に免じて御宥恕を願いたい。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
」と質すと、源三は術無そうに、かつは憐愍と宥恕とを乞うような面をして微に点頭た。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
彼は唯哀願して只管に宥恕を請うばかりである。
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
そしてワイトマンの宥恕を哀願したのだった。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
何でも一日一円五十銭だってことだから……そうすりゃ、今までよりはずっと楽にもなるし、お前を学校にやることもできるからね」と母が私に、何も知らぬ頑是ない私に、宥恕を乞うような口調で言ったのを私は覚えている。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
「ベルナアルさん、あなた、岬の端で何をしていました」 ベルナアルさんは、宥恕を乞うような哀れな眼つきで院長の顔を振り仰ぐと、またしょんぼりと顎を胸につけてしまった。
— 久生十蘭 『葡萄蔓の束』 青空文庫
右は、天下こぞって誅戮を加うべきはずに候えども、大樹(家茂)においてはいまだ若年の儀にて、諸事奸吏どもの腹中より出で候おもむき相聞こえ、格別寛大の沙汰をもって、しばらく宥恕いたし候につき、速かに姦徒の罪状を糺明し、厳刑を加うべし。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
小生らにおいても御厚意を奉体つかまつらざる場合に落ち行き、苦慮|一方ならず、この段|御宥恕なし下されたく、尊君様より皆々様へ厚く御詫び申し上げ候よう幾重にも願いたてまつり候。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
彼の過ちを宥恕し、もう一度チャンスを与えることにした。
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「宥恕」という言葉には、深い慈悲の心が込められている。
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裁判官は、被告人の反省の度合いを考慮し、宥恕の判断を下した。
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