返り
かえり
名詞頻度ランク #21755 · 青空 270 例
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turning over
文例 · 用例
「西部劇通信」だの「ゼーロン」だのを書いた昭和五年の頃は、彼の返り咲きの観があつたし、評判がよかつたのであるが、あの頃のものよりも、それから暫く後に書いた、水車小屋の壁に凭れて月の明りで手紙を読む短篇なぞの方が、遙かに牧野さんらしいものであると思はれる。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
駄目です』などと夫人にからかわれ、『あ、どうしよう、私この鼻』など言って悄気返り、『真ッぴら、真ッぴら』と、今おぼえたばかりの日本語を面白がって使ったりして、夫人や女中たちを大笑いさせたりしているのだが、その後で、『しかし、よく思うて下さい。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
ある晩秋の日に、庭の桜が返り咲きをしたのを見て、『春のように暖かいから、桜思いました。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
桜の花が返り咲きをした日から、数日を経てまもなくヘルンは死んでしまった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
少し眠りたいと思うて寝返りをすると、額の氷袋の氷がカチカチと鳴って袋は額をはなれる。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
ひつくりかへつたまま、つまり、腹を上にしたまま泳いで、さうして浦島は龜の甲羅にくつついて、宙返りを半分しかけたやうな形で、けれどもこぼれ落ちる事もなく、さかさにすつと龜と共に上の方へ進行するやうな、まことに妙な錯覺を感じたのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
由来わが血の大方は頭にのぼり、煮え返り、滾り泡だつ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
猫の宙返り 猫を倒につるして高い処から落せば空中でくるりと身をかわしてうまく四つ足で立つ。
— 寺田寅彦 『猫六題』 青空文庫
作例 · 標準
包丁を研いだ後に生じる刃の「返り」を、新聞紙でこすって取り除く。
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金属板を打ち抜いた際に、断面に微小な返りが残ることがある。
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岸壁に打ち寄せた波の返りが、足元を濡らした。
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標準
reply
作例 · 標準
先日お送りした見積もりについて、まだお返りをいただいておりませんが、いかがでしょうか。
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問い合わせた件について、担当者からすぐに返りがあった。
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何度催促しても、なしのつぶてで何の返りもなかった。
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marks written alongside characters in a classical Chinese text to indicate their ordering when read in Japanese
作例 · 標準
漢文の授業で、先生が黒板に書いた白文に返りをつけながら読み方を解説してくれた。
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この返りの付け方は特殊で、どの流派のものか研究の必要がある。
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一読しただけでは意味が取れず、返りを頼りに何度も読み返してようやく理解できた。
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標準
lapel
作例 · 標準
このジャケットは襟の返りが広く、クラシックな印象を与える。
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風でスーツの返りがめくれてしまい、慌てて手で押さえた。
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仕立ての良いコートは、ラペルの返り部分がふっくらと美しい。
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