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奏者

そうしゃ
名詞頻度ランク #9601 · 青空 64
1
標準
instrumentalist
文例 · 用例
そうして激昂する心を抑えてピアノの前に坐り所定曲目モザルトの一曲を弾いているうちにいつか頭が変になって来て、急に嵐のような幻想曲を弾き出す、その狂熱的な弾奏者の顔のクローズアップに重映されて祖国の同志達の血潮に彩られた戦場の光景が夢幻のごとくスクリーンの面を往来する。
寺田寅彦 映画雑感6 青空文庫
第一、実地ではこんなに演奏者を八方から色々の距離と角度で眺めることは不可能であるが、そればかりでなく映画のカメラは吾らの眼の案内をして複雑な管弦楽の編成の内容を要領よく解明してくれる。
寺田寅彦 映画雑感(5) 青空文庫
カルメンの中の独唱でも、管弦楽の進行の波頭が指揮者のふりかざした両腕から落ちかかるように独奏者のクローズアップに推移して同時にその歌を呼出すといったような呼吸の面白さは、実地では却って容易に味わわれないものである。
寺田寅彦 映画雑感(5) 青空文庫
奏者の胸の中に鳴っている音楽が、きわめて自由に何の障害もなく流れ出しているので、楽器はただほんの一つの窓のようなものに過ぎないのである。
寺田寅彦 断片(2) 青空文庫
奏者の白い十本の指があるときは泡を噛んで進んでゆく波頭のように、あるときは戯れ合っている家畜のように鍵盤に挑みかかっていた。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
それがときどき演奏者の意志からも鳴り響いている音楽からも遊離して動いているように感じられた。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
それは演奏者の右手が高いピッチのピアニッシモに細かく触れているときだった。
梶井基次郎 器楽的幻覚 青空文庫
ウィリアム・ジェームスの心理学の中に「音楽の享楽にふける事でさえも、その人が自分で演奏者であるか、あるいはその音楽を純理知的に受け入れるほどに音楽的の天賦を有するのでなければ、その人の人格をゆるめ弱めるという結果を生ずるだろう。
寺田寅彦 丸善と三越 青空文庫
作例 · 標準
コンサートホールには、世界中から集まった一流の奏者がいた。
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彼はその楽器の最高の奏者の一人として知られている。
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若い奏者が舞台で素晴らしい演奏を披露した。
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