隠し子
かくしご
名詞
標準
illegitimate child
文例 · 用例
この姫君はよほどいたずらな性質で色々な男に関係したらしく、その時既に隠し子まであったというが、久能は妻子ある身でありながら、いつとなくこの姫君に思いを焦がすようになった揚句、ある時鼓の事に因せて人知れず云い寄った。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
綾姫が鶴原家に嫁づいたあとで、血統が絶えそうになったが綾姫の隠し子があったのを探し出して表向きを都合よくして、やっと跡目を立てたような始末であった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
道理で、さきほど家族しらべをしたおり、ほかに子はない、この娘ひとりきりじゃと、しどろもどろにいった様子がちとおかしいとにらんでおったが、やっぱり隠し子がありましたな。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
まして角太郎は旦那の隠し子ですもの、腹の底には女のやきもちもきっとまじっていましょう。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
まして角太郎は旦那の隠し子ですもの、腹の底には女の嫉みもきっとまじっていましょう。
— 勘平の死 『半七捕物帳』 青空文庫
しかも主人の隠し子である。
— 勘平の死 『半七捕物帳』 青空文庫
太陽の隠し子のやうにひよわの少年は美しい葡萄のやうな眼をもつて、行くよ、行くよ、いさましげに、空想の猟人はやはらかいカンガルウの編靴に。
— 大手拓次 『藍色の蟇』 青空文庫
(以下略)「つまり、降矢木の血系が、カテリナ・ディ・メディチの隠し子と云われるビアンカ・カペルロから始まっていると云うことなんだが、その母子がそろって、怖ろしい惨虐性犯罪者ときている。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
死の間際になって、かつて大物政治家に隠し子がいたというスクープが週刊誌に掲載された。
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「まさか父さんに隠し子がいたなんて……。母さんは知ってたのかな」と彼は呆然と呟いた。
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遺産相続の話し合いの席に、突然名乗りを上げた隠し子が現れて親族一同は騒然となった。
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ウィキペディア
隠し子(かくしご)とは、正妻以外の女性に産ませた子供や、諸般の事情で世間にその存在を隠している子供のこと。
出典: 隠し子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0