官治
かんち
名詞
標準
direct administration by the government
文例 · 用例
現在の日本に於て最も普及している日本主義は、例えば治安維持法を厳罰主義に「改正」しようと欲するような官僚政治的日本主義であるのだが、権藤氏によると、そういう官治主義こそは日本の成俗をなす自治主義を害うことこの上もない当のものなのだ。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
そのためといふのではないが、從來のわが地方自治には、官治的色彩が強く、民主的な風潮が薄かつた。
— 解説 『新憲法の解説』 青空文庫
新憲法は、中央地方相まつて眞の民主政治が實現されることを期待し、基本法の中にこれを盛つたもので、中央集權から地方分權へ、官治政治から民主政治へ、移つて行くわけである。
— 解説 『新憲法の解説』 青空文庫
」 仲蔵仰天した「そんな、無理な事」 大吉「あかんちゅうたら、駄目だ」 仲蔵「そう仰言らずに……」と必死に謝り頼む。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
けれども、おばあさんは、目があんまりよくなかったものですから、このアヒルの子を、どこからか迷いこんできた、ふとったアヒルだと、かんちがいしてしまいました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『みにくいアヒルの子』 青空文庫
「お爺さん、これお爺さん、何をそんなに魘されてるのだよ」 すると老人の声で、「ああ怕かった、乃公が街を歩いてると、何をかんちがいしやがったのか、二人の仕事師が、だしぬけに鳶口を持って追っかけて来たのだから、命からがら逃げて来たのだよ」 と云った。
— 田中貢太郎 『遁げて往く人魂』 青空文庫
天井を仰いでいるうちに夜とかんちがいしたのであろう。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
わしはあいつを商人殺しの悪ものだときめてゐるものゝ、まん一それが私のかんちがひであつたとしたら、よけいな告げ口をして、あいつを殺させるのも罪なわけである。
— 鈴木三重吉 『ざんげ』 青空文庫
作例 · 標準
かつてこの植民地は、宗主国の厳格な官治のもとに置かれていた。
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その国は長い間、軍による官治が続き、民主化が遅れていた。
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地方行政においても、中央政府による官治の傾向が強い。
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