関鍵
かんけん
名詞
標準
locking doors
文例 · 用例
二人の恋の関鍵を自ら握っていると信ずるだけそれだけ時雄は責任を重く感じた。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
凡そ今回の事件は、中、英、国際の紛争に非ずして、実は黄白消長の関鍵であり、これを換言すれば、即ち、亜洲黄色人種が、白種に滅亡せらるるの先導に非ずして他にはない。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
個体の享有する仕事即ち経験は有限なる個体の生存に残存し、生殖の連鎖によって、関鍵する種族の全体に寓して恒久不滅の存在を有するものであります。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
始めて君を見し時の事を今より考ふれば殆ど夢の如き感ありて、後来余の意見も趣味も君の教示によりて幾多の変遷を来し、君の生涯もまたこの時以後、前日と異なる逕路を取りしを思へばこの会合は無趣味なるが如くにしてその実前後の大関鍵たりしなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
近松はあの俊寛を作る為に、俊寛の悲劇の関鍵たる赦免状の件さへも変更した。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
世人は、「田中正造のアクビ事件」と、一時の笑話にして忘れてしまつたが、翁の波瀾の一生に取つてこの四十日の監獄生活が、実に重要な一関鍵であつたことは、翁の知人等の間にさへ、恐らく殆ど承認されずに過ぎたであらう。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
にくしと思う川島片岡両家の関鍵は実に浪子にありて、浪子のこの肺患は取りも直さず天特にわれ千々岩安彦のために復讎の機会を与うるもの、病は伝染致命の大患、武男は多く家にあらず、姑※の間に軽々一片の言を放ち、一指を動かさずして破裂せしむるに何の子細かあるべき。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
しかしてこの問題は東方論の一大関鍵といわざるべからざるゆえんなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の関鍵、ちゃんと閉めた?
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この古い家では、窓の関鍵が甘いことがよくある。
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泥棒が入らないように、全ての関鍵を二重に確認した。
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