錠前
じょうまえ
名詞頻度ランク #44461 · 青空 506 例
標準
lock
文例 · 用例
シャスタに就いて言うと、氷河地形などは、我が富士山とは似ない方面だが、その他に於て、多くの似顔は、合せ鏡をしている姉妹でもあるかの如くに感じられる、そう思うとき、我々日本人に取って、シャスタ山は、もう錠前を卸した山ではなくなった。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
町内一の財産家といふに、家内は祖母と此子二人、萬の鍵に下腹冷えて留守は見渡しの總長屋、流石に錠前くだくもあらざりき、正太は先へあがりて風入りのよき塲處を見たてゝ、此處へ來ぬかと團扇の氣あつかひ、十三の子供にはませ過ぎてをかし。
— 樋口一葉 『たけくらべ』 青空文庫
その代り生徒に何かしら実用になる手工を必修させ、指物なり製本なり錠前なりとにかく物になるだけに仕込んでやりたいという考えである。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
おなじ長屋に住んでいる鋳掛錠前直しの職人の女房が七歳になる女の児をつれて、神明のお宮へ参詣に行って、四ツ(午後十時)少し前に帰って来ると、その晩は月が冴えて、明るい屋根の上に露が薄白く光っていた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
それは、そのころどこかからもらった高価な舶来ビスケットの箱が錠前付きのがんじょうなブリキ製であったが、その上面と四方の面とに実に美しい油絵が描かれていた。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
純次は必要もない工夫のようなことをして得意でいるのだが、その錠前もおそらくその工夫の一つなのだろう。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
こんな空家同然な離れに錠前をかけて寝る彼の心持が笑止だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」「正直な椎蕈商が何しに錠前のかかった家の窓からくぐり込むんだ。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の錠前が古くなって回りにくくなったので、交換を依頼した。
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泥棒が入らないよう、二重の錠前をつけてセキュリティを強化する。
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彼は器用に錠前を外し、閉ざされていた扉をゆっくりと開けた。
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ウィキペディア
錠前 とは、錠 と鍵 をセットにしたものの総称。錠は扉などに取り付け開閉を妨げる機器を指す。鍵はそれを操作して解錠・施錠し開閉するための道具を指す。
出典: 錠前 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0