呂律
ろれつ
名詞
標準
articulation
文例 · 用例
小菊は誰某と一座で、客は呑み助で夜明かしで呑もうというのを、やっと脱けて来たと、少し怪しい呂律で弁解するのだったが、それはそんなこともあり、そうでない時もあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」かん高く叫んで、多少、呂律がまわらなかった。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
」かん高く叫んで、多少、呂律がまはらなかつた。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
……「――わかたなは、あんやたい――」若旦那は、ありがたいか、暖かな、あの屋台か、五音が乱れ、もう、よいよい染みて呂律が廻らぬ。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
笛は大部分定型的な呂律を、定型的なタイムを踏んで繰り返すに過ぎぬ。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
意気地はないの、呂律もよう廻らん、大分に嘘をついたからの、ははは。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
私は、彼こそは一滴の酒も口にせぬ謹厳な郷士と認めてゐたのに、思ひきや、大あぐらの茶碗酒で湯アガリどころか茹蛸もどきの大入道で最早呂律も廻らぬ態たらくであつた。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
呂律のまわらない口でこんなことを頻りに繰返して呶鳴っているので、店の者はみんな困っているようでした。
— 岡本綺堂 『蜘蛛の夢』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、自身の正当性を証明するために、論理的な論を展開した。
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進化論は、生物学における最も重要な理論の一つである。
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彼女は、学期末の課題として、近代文学に関する長文の論を提出した。
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