権道
けんどう
名詞
標準
inappropriate means to a worthy end
文例 · 用例
この薩長主戦派のやり方は、充分に理由はあつたけれど、しかし考へてみれば、ずゐ分危険な権道だつたとも云へよう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
そもそも孔子の時代は明治を去ること二千有余年、野蛮|草昧の世の中なれば、教えの趣意もその時代の風俗人情に従い、天下の人心を維持せんがためには、知りてことさらに束縛するの権道なかるべからず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
もし孔子をして真の聖人ならしめ、万世の後を洞察するの明識あらしめなば、当時の権道をもって必ず心に慊しとしたることはなかるべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
普通にこの権道と王道というものは、権道は策略で悪いことになっておりますが、もともと儒教の趣旨というものは、中江藤樹のいうところによると、儒教のいちばん至奥所というものは権道である。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
それで聖人というものはおのずからにしてその行いが権道にかなっている。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
周の文王は自分の主人を殺して革命を起こしたのでありますけれども、権道からいえば正しい。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
行為からいうと不忠でありますが、権道からいえば正しい。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
未の刻(午後二時)――家康はふじヶ根山の陣所を降りて、香流川をわたり、権道寺山のすそで、首実検の式をあげた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の政治手法は権道と批判されたが、結果的に多くの人を救った。
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目的のためなら権道も辞さないという考え方は、常に議論の的となる。
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彼は権道を用いて会社を立て直したが、その後の評価は分かれた。
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