津液
しんえき
名詞
標準
saliva
文例 · 用例
古釣瓶には、その槐の枝葉をしたゝり、幹を絞り、根に灌いで、大樹の津液が、木づたふ雨の如く、片濁りしつつ半ば澄んで、ひた/\と湛へて居た。
— 泉鏡花 『雨ばけ』 青空文庫
また、草木は肥料によりて大いに長茂すといえども、ただその長茂を助くるのみにして、その生々の根本を資るところは、空気と太陽の光熱と土壌|津液とにあり。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
空気、乾湿の度を失い、太陽の光熱、物にさえぎられ、地性、瘠せて津液足らざる者へは、たとい肥料を施すも功を奏すること少なきのみならず、まったく無効なるものあり。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
女は夢中で女自身の津液をふくんだ男の口を奪い、刹那、狂奮して顔を烈しくふるわせた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
食べ物を見ると、自然と口の中に津液が分泌される。
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食事をするときに、津液が分泌されて消化を助ける。
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興奮して津液が出ないほど緊張していた。
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標準
fluid (in Chinese medicine, esp. a colourless bodily fluid, e.g. tears)
作例 · 標準
東洋医学では、津液は体の潤いを保つ重要な要素と考えられている。
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中医学では津液が体全体に栄養を供給すると説明されている。
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津液の不足は疲労感や乾燥につながると医者が説明した。
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ウィキペディア
津液(しんえき)は、津(陽性の水分、清んで粘り気がなく、主として体表を潤し、体温調節に関与し、汗や尿となって体外へ排泄される)と液(陰性の水分、粘り気があり体内をゆっくりと流れるもので、骨や髄を潤す。体表部では目、鼻、口などの粘膜や皮膚に潤いを与える)で構成される体内の水分の総称である。源は飲食物で、胃や腸に入って水様のものが分離されて作られる。別名、陰津、水液、水津、水湿とも呼ばれる。
出典: 津液 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0