祝砲
しゅくほう
名詞
標準
salute of guns
文例 · 用例
彼方はるかに白浪の咆ゆる所、檣折れ舷砕けたる廃船の二つ三つ漂へるはバルチツクの海ぞ、そこの岸辺に近く、嘗て実弾の祝砲を見舞はれたる弾痕の壁の下、薄暗き深宮に潜々乎として其妻と共に落涙又落涙、悲しげなる声をあげて祈り、祈りては又泣く一箇|蒼顔痩躯の人を見ずや。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
兵隊はどんどん祝砲を放しますし、男の子たちはかんしゃく玉をぱんぱんいわせました。
— REJSEKAMMERATEN 『旅なかま』 青空文庫
祝砲もとどろかなくなりました。
— DEN LILLE HAVFRUE 『人魚のひいさま』 青空文庫
彼方も亦直ちに我を認め得つとおぼしく、何の猶豫ふさまもなく、我側に歩み寄りて我胸を抱き、めづらしきかな、アントニオ、われ等の相別れし夕は賑やかなりき、われ等は祝砲をさへ放ちたり、されど想ふに我等の友情は舊の如くなるべしといひぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
品川台場沖あたりで打ち出す祝砲がかすかに腹にこたえるように響いて、子供らは往来でそのころしきりにはやった南京花火をぱちぱちと鳴らしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
この文化的祝砲の一斉射撃はどういう号令によって行われたのだろうか。
— 戸坂潤 『友情に関係あるエッセイ』 青空文庫
米国人の歓迎祝砲海上|恙なく桑港に着た。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
次で陸から祝砲を打つと云うことになって、彼方から打てば咸臨丸から応砲せねばならぬと、この事に就て一奇談がある。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
作例 · 標準
観艦式の開始を告げる祝砲が海上に鳴り響き、水しぶきが上がった。
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国賓の来訪を歓迎し、二十一発の祝砲が放たれた。
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祝砲の轟音と共に、平和への祈りが空高く舞い上がった。
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ウィキペディア
祝砲(しゅくほう)は、祝意を表すため発する空砲。および発砲。
出典: 祝砲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0