沸き立つ
わきたつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-自動詞
標準
to boil strongly
文例 · 用例
」と下に置けばいゝものを、滿々とあるのを持ちかへようとして沸き立つて居るから振りこぼして、あつゝ。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
だが、また、その声を聞くと、普通のいのちの附根を哀れに絞り千切られたあと、別のいのちが、附根から芽生え出して来たものが忿懣やら慈しみの心やらを伴って涌然と沸き立つのを覚えた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
かく、吼え立てば、大海よ、滄海原、引き引きに歪み退き、潮干るや、干潟泡立ち、沸き立つや、蠍なすもの、菊石なす、鰻なすもの、鰓の怪や、飛ぶ翼の竜、八剣の蜥蜴草食み、始祖鳥荒き歯に咋ふ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
かく、吼え立てば、大海よ、滄海原、引き引きに歪み退き、潮干るや、干潟泡立ち、沸き立つや、蠍なすもの、菊石なす、鰻なすもの、鰓の怪や、飛ぶ翼の龍、八劍の蜥蜴草食み、始祖鳥荒き齒に咋ふ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
落ちついて読書、生きてゐるよろこびを感じる、飛躍前の興奮を感じる、うつぼつとして句作衝動が沸き立つ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
この売春婦の非公式ふらんす帰化の心理には、いくぶんそこに、じぶんの行為によって自国の名誉を傷つけたくないという少しの愛国的作用も働いてることだろうし、それに、外国の女となると、べつの現象に対するように男の好奇心が沸き立つところをも、彼女らは経験によって捉えているのであろう。
— しっぷ・あほうい! 『踊る地平線』 青空文庫
緑の怒濤のように前後左右で吼え沸き立つのはよいとして、異様な動悸を打たせるのは、竹は嫋やかだからその擾乱の様がいやに動的ぽいことだ。
— 宮本百合子 『雨と子供』 青空文庫
沸き立つ学生の群を眺めると、ゴーリキイには自分がもし「大学で勉強する幸福」を得られたらそのためには「拷問さえも辞しはしない」のにと、考えられるのであった。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
標準
to be excited