相擁
あいよう
名詞動詞-サ変
標準
embrace
文例 · 用例
」 そうして二人は、相擁して泣くのである。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
」 など言って相擁して泣く芝居は、もはやいまの観客の失笑をかうくらいなものであろう。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
) 涙にくれて相擁しながらも、再び弟子が斯かる企みを抱くやうなことがあつては甚だ危いと思つた飛衞は、紀昌に新たな目標を與へて其の氣を轉ずるに如くはないと考へた。
— 中島敦 『名人傳』 青空文庫
) 涙にくれて相擁しながらも、再び弟子がかかる企みを抱くようなことがあっては甚だ危いと思った飛衛は、紀昌に新たな目標を与えてその気を転ずるにしくはないと考えた。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
さうして私から室生萩原と順順に目を開いて、また再び相擁いたのである。
— 愛の詩集のはじめに 『愛の詩集』 青空文庫
但し、滑稽なことに、初めは戦争どころか、両軍の将士が相擁してカヴァを酌みかわし、盛んな交驩が行われたらしい。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
六百枚なくば、我等の義兄弟となりて生きんとも、彼處なる枯井の底にて、相擁して永く眠れる人々の義兄弟となりて終らんとも、二つに一つと思はれよ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
二人が相擁して死を語った以後二十年、実に何の意義も無いではないか。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
作例 · 標準
例句