重恩
じゅうおん
名詞
標準
heavy obligation
文例 · 用例
己は元禄以来重恩の主家を棄てて栄達を謀る気にはなられぬから、公儀の方を辞するつもりだ。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
「乍恐御西山君樣御代|御側向御召抱お島|之御方と被申候を妻に被下置厚き奉蒙御重恩候而、年々御米百俵|宛三季に享保年中迄頂戴仕來冥加至極難有仕合に奉存候」と云つてある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
「御西山君樣御代御側向御召抱お島之御方と被申候を妻に被下置、厚き奉蒙御重恩候而、年々御米百俵宛三季に」頂戴したのは此人である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
而彼既忘此重恩、及闘戦畢。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
……我は鎌倉譜代の武士、六波羅の重恩受けたる身、七百余騎を預かりおる、軍奉行の職にある者じゃ!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
そなたたちは祖先伝来の家人として、家代々平家の重恩を蒙ってきたものじゃ。
— 第七巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
「われわれはかねてから平家の重恩を受くる身にございますれば、主君に向うことなどできませぬ。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
その重恩を忘れてみだりに乱をなすこと、愚かなるも甚しく、院におかせられても当家数代の奉公、亡父数度の忠節を、もし思召し忘れずば、何卒、四国へ御幸下さいますよう、さすればわれら一門、再び院宣を賜わり旧都を回復し、君のため、一代の恥をそそぐつもりでござります。
— 第十巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
命を救ってくれた彼に重恩を感じている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
師匠からの教えは、私にとって生涯の重恩である。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼はその援助を重恩として、決して忘れることはなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash