大恩
だいおん
名詞
標準
great debt of gratitude
文例 · 用例
恩といへば、小さい時から、もう恩だらけで、いまでも、一日も忘れられない恩人が、十人以上もありますし、一々お名前を擧げて言ふのも、水くさくて、かへつて失禮でせうし、『大恩は語らず』といふ言葉のとほり、私は今では、あまり口に出して言ひたくないのです。
— 太宰治 『大恩は語らず』 青空文庫
大恩のある簡先生の名誉のため、名望高い一門のため、郷党のため児孫のため、わしは断じて折れてはいかん。
— 宮沢賢治 『疑獄元兇』 青空文庫
恐ろしや、この大恩の良人に然る心を持ちて、仮にもその色の顕はれもせば。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
あなたさまは私ども親子の大恩人でございます」 ホモイは、その赤いものの光で、よくその顔を見て言いました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
おれはお前の大恩人ということになっている。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
すればこの石は大恩人。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
)欣弥 大恩人じゃないか、どうすれば可い。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
その大恩のある鷭の一類が、夫も妻も娘も忰も、貸座敷の亭主と幇間の鉄砲を食って、一時に、一百二三十ずつ、袋へ七つも詰込まれるんでは遣切れない。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
作例 · 標準
倒産寸前だった我が社を救ってくれたあの方には、一生かかっても返せない大恩がある。
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師匠から受けた大恩に報いるためにも、このコンクールで必ず優勝したい。
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「これまでの大恩を忘れたことはありません」と、彼は涙ながらに恩師へ手紙を書いた。
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