幻辞.com

野盗

やとう
名詞
1
標準
brigand
文例 · 用例
往来に、あるいは佇み、あるいはながながと寝そべり、あるいは疾駆し、あるいは牙を光らせて吠えたて、ちょっとした空地でもあるとかならずそこは野犬の巣のごとく、組んずほぐれつ格闘の稽古にふけり、夜など無人の街路を風のごとく、野盗のごとくぞろぞろ大群をなして縦横に駈け廻っている。
―伊馬鵜平君に与える― 畜犬談 青空文庫
いまの言葉でいえば、二人の罪は尊族|殺の共同正犯というところで、直接に手に手こそ下さなかったが、野盗あがりの雑武士を使嗾して、花世にとっては親殺し、公子にとっては夫殺しの大業をなしとげたのである。
久生十蘭 無月物語 青空文庫
……しかも野盗のごとく、搦手から城外へ、白昼、風の如く姫さまを抱いて」「ご一族の小川殿も知らぬはずはなく、奥曲輪の女房たちにも、同腹の者がいたことは疑えませぬ。
吉川英治 黒田如水 青空文庫
十八公麿さまを誘拐かして、遠国へでも売ろうとする野盗か人買いにちがいあるまい、と今度は考えた。
吉川英治 親鸞 青空文庫
「和子様、こいつは、野盗か、人買いか、悪党です。
吉川英治 親鸞 青空文庫
都といわず、田舎といわず野盗の類、海盗の輩が跳梁して、政府をあるかなきがごとく、横行して、良民を泣かしているということである。
吉川英治 親鸞 青空文庫
まぢかに迫ったとき、二人の瞳があざやかに見た十名ほどの人影は、うたがうまでもなく、人里といわず、山野といわず、野獣のように跳梁する野盗の群れにちがいない。
吉川英治 親鸞 青空文庫
それではあなたは、真面目な職業のお方ではなく、天城の住人で、木賊四郎と呼ぶ野盗の頭であったのですか。
吉川英治 親鸞 青空文庫
作例 · 標準
森の奥深くに潜むやとうの一団が、旅人たちを襲った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
やとうに奪われた財宝を取り戻すため、勇者は旅に出た。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この街道は、かつてやとうが出没することで恐れられていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash