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符鉤

ふこう
名詞
1
標準
tail (of a note)
文例 · 用例
ふこうなって、色づいて、そしてひらりひらりと落ちる葉もまたうつくしい。
種田山頭火 草木塔 青空文庫
林平さんはラッパをどんなふしでふこうかまよいました。
新美南吉 和太郎さんと牛 青空文庫
自分はひったくるようにその手紙を取って、すぐ五、六寸破いて櫛をふこうとして見ると、細かい女の字で白紙の闇をたどるといったように、細長くひょろひょろとなにか書いてあるのに気がついた。
夏目漱石 手紙 青空文庫
「じっとして」 首だけねじ曲げてうしろを見ると、きまじめな表情を泛かべ、令子が慶一の濡れた躰をふこうとしているところだった。
第2章 メリーゴーラウンド、1967年 45回転の夏 青空文庫
「そんならわしを、さかなの眼となぜ言やった」「そのように見ゆるから言うたのじゃ」 二人が喧嘩腰になって口から泡をふこうとするのを、翁は又かというように笑いながらしずめた。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
中々待つてもやす子が出て来ないのでしばらくしてまた塀の近くに行つて草笛をふこうかと思つていますと、何事が起つたか、巡査が二、三人秋川邸のまわりを歩いています。
浜尾四郎 殺人鬼 青空文庫
亭主は内地人の、これはひどい悪党なんだ」それからハンケチで首筋をふこうとしたとたんに、傍の方でうろたえている山田春雄を見附けると、彼は恐ろしい勢で少年の方へ飛びかかった。
金史良 光の中に 青空文庫
赤い太陽に頭の上からテリつけられてに出す様な汗をふこうともしないで私は本を抱えて歩いた。
一九一四年(大正三年) 日記 青空文庫