大金持ち
おおがねもち異読 おおかねもち
名詞頻度ランク #21822 · 青空 115 例
標準
very rich person
文例 · 用例
そうしてかの女は、芸術に対する心からの憧憬を踏みにじられて、ついには大金持ちの馬鹿息子のところにでも片づけられてしまうんだ……あんな人をモデルにつかって一度でも画が描いて見たいなあ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
――「当修善寺から、口野浜、多比の浦、江の浦、獅子浜、馬込崎と、駿河湾を千本の松原へ向って、富士御遊覧で、それが自動車と来た日には、どんな、大金持ちだって、……何、あなた、それまでの贅沢でございますよ。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
あゝ若しこれが大金持ちか王様の娘であつたならば美事な着物を何枚も着せて大勢の人々に見せびらかさうものを、折角|此様に天人の様な美しい娘を授かり乍ら着せるものは汚い黒い襤褸しか無い、嗚呼何と云ふ情ない事であらうと娘の顔を見る度に涙を流して居りました。
— 夢野久作 『金銀の衣裳』 青空文庫
……大金持ちの遺児で、この上もない親孝行者で……とか何とかいうので、学校の成績のよかった事や、毎日活動のビラや古新聞の記事を親父に読んで聞かせた事まで無茶苦茶に賞め立てて書いてあった。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
大金持ちの夫と別れて、おちぶれて、わずかの財産で娘と二人でアパート住いして、と説明してみても、私は女の身の上話には少しも興味を持てないほうで、げんにその大金持ちの夫と別れたのはどんな理由からであるか、わずかの財産とはどんなものだか、まるで何もわかってやしないのだ。
— 太宰治 『メリイクリスマス』 青空文庫
ゴルフをやらない人間から見ると、ゴルフをやっている人はみんな大貴族か大金持ちのように思われる。
— 寺田寅彦 『軽井沢』 青空文庫
「ホームズさん、私は決して大金持ちではありません。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
風の噂では、ドレッバーは財産の大半を何とか金に換えて大金持ちとして出発したが、それに比べて道連れのスタンガスンは金がなかったとか。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
作例 · 標準
例句