類火
るいか
名詞
標準
catching fire (from next door)
文例 · 用例
その年の冬不慮に出火ありて、かの家城も類火にあい、難儀の中の小屋掛けへ、道春見舞に来たられ、(中略)まずはおのおの怪我もせず立ち退かるること珍重なり、して財宝は残りしか。
— 南方熊楠 『失うた帳面を記憶力で書き復した人』 青空文庫
頭がわるいから駄目なんだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
ワールブルヒは腎臓でもわるいかと思われるように顔色が悪く肥大していて一向に元気がなかったが、ゴールトシュタインは高年にかかわらず顔色も若々しく明るい上品な感じのする人であった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
國民でコンクールやつて、僕は評判がわるいから、びりから二、三番だらうつて。
— 太宰治 『當選の日』 青空文庫
龜に好かれたんぢやあ氣味がわるいか、しかし、まあ勘辨して下さいよ、好き嫌ひは理窟ぢや無いんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
三十何年、」と言ひかけて、あたりをぎよろりと見廻し、「何を隱さう、おれあことし三十七さ、へへん、わるいか、もう三年經てば四十だ、わかり切つた事だ、理の當然といふものだ、見ればわかるぢやないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
擣衣の音に交りて聞えたるいかならん。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
そんな事まで気にするには及ばない病気の為にわるいから。
— 樋口一葉 『闇桜』 青空文庫
作例 · 標準
隣家の火事が燃え移り、我が家も類火の被害に遭ってしまった。
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消防隊の懸命な消火活動のおかげで、幸いにも類火は免れた。
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強風にあおられて火の粉が舞い、広範囲で類火が発生する危険があった。
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