つまみ出す
つまみだす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to pick out (with the fingers)
文例 · 用例
それが懐へ手を入れたかと思ふと、甘栗を一つつまみ出して、割るが早いか口へ入れる、口へ入れたと思ふと、又懐へ手を入れて、つまみ出すが早いか割つて食ふ。
— 芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 青空文庫
「ほほう、これはどこにあった」「現場附近の笹木邸の塀の下です」「待て待て、これが弾丸に合うかどうか」と警部はやおら立って傍らの硝子函から弾丸をつまみ出すと薬莢に合わせてみた。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
チヨツキのカクシに指を突つ込んで、小銭をつまみ出す。
— 岸田國士 『沢氏の二人娘』 青空文庫
消さないと、つまみ出すぞ」 人気は荒かった。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
花の命をつまみ出すやうにとらへてみせた手腕はさすがである、と私ならさうあつさりと見ておきたい。
— 三好達治 『ケシの花』 青空文庫
「あの東風と云うのを音で読まれると大変気にするので」「はてね」と迷亭先生は金唐皮の煙草入から煙草をつまみ出す。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
迢空の身の動きの些細な事にも、私が煙草の箱からつまみ出すかさかさいう音の中にも、お互いの無言を知り尽したくらいである。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
併し今云った性格上の動機は、以下、少なくとも田辺哲学の内部的な論理構造の要領をつまみ出すのに有効だと信じる。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
作例 · 標準
料理に入っていた嫌いな椎茸だけを、箸で器用に摘み出した。
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顕微鏡を覗きながら、ピンセットで小さな破片を丁寧につまみ出す。
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洗濯機の中に紛れ込んでいた小銭を指でつまみ出した。
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標準
to throw out (e.g. of a bar)
作例 · 標準
映画館で大声を出して騒いでいた観客が、スタッフにつまみ出された。
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不審な男が会場に紛れ込んだので、警備員がすぐにつまみ出した。
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泥酔して他のお客さんに絡んでいた男を店からつまみ出した。
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