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秘蔵

ひぞう異読 ひそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞名詞-の形容詞頻度ランク #32192 · 青空 650
1
標準
treasuring
文例 · 用例
空の勇士、選りぬきのエースが手馴れの爆撃機を駆って敵地に向かうときの心持には、どこかしら、亀さんが八かましやの隠居の秘蔵の柿を掠奪に出かけたときの心持の中のある部分に似たものがありはしないか。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
風のない日は縁側の日向へ出て来て、紙の折り鶴をいくつとなくこしらえてみたり、秘蔵の人形の着物を縫うてやったり、曇った寒い日は床の中で「黒髪」をひくくらいになった。
寺田寅彦 どんぐり 青空文庫
これに反して、五年も十年も一生懸命骨を折って勉強をした人の、外目にはともかくも相当なコントリビューションにはなるであろうと思われるものが些細な欠点のために落第させられたり、二十年も事務室の金庫に秘蔵されるようでは、先ずよほどの自信家でない限り論文提出について逡巡せざるを得ないであろう。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
君、その大事の、いや、御秘蔵のものではあろうが、どうぞ一番、その感謝状を拝ましてもらいたいな。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
そして丹泉は意気安閑として、過ぐる日の礼を述べた後、「御秘蔵のと同じような白定鼎をそれがしも手に入れました」といった。
幸田露伴 骨董 青空文庫
で、「それならばこの新鼎は自分に御譲りを願う、真品と共に秘蔵して永く副品としますから」というので、四十|金を贈ったということである。
幸田露伴 骨董 青空文庫
じょさいのない中老店員の一人は、顧客の老軍人の秘蔵子らしいお坊っちゃんの自分の前に、当時としてはめったに見られない舶来の珍しいおもちゃを並べて見せた。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
この異彩ある珍書は著者、解説者、装幀意匠者、製紙工、染織工、印刷工、製本工の共同制作によってできあがった一つの総合芸術品としても愛書家の秘蔵に値するものであろう。
寺田寅彦 小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」 青空文庫
作例 · 標準
彼は父から受け継いだ秘蔵の日本酒を披露した。
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この古い絵は、祖父が秘蔵していたものだ。
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彼女は幼い頃の写真を秘蔵し、時々見返している。
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