親類縁者
しんるいえんじゃ
名詞
標準
one's relatives by blood and marriage (in blood and law)
文例 · 用例
新年になると着なれぬ硬直な羽織はかまを着せられて親類縁者を歴訪させられ、そして彼には全く意味の分らない祝詞の文句をくり返し暗誦させられた事も一つの原因であるらしい。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
庄屋や母親や親類縁者が、泣きの涙で供をする。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
弔礼のために、香川家を訪れたものが、うけつけの机も、四つばかり、応接に山をなす中から、其処へ通された親類縁者、それ/″\、又他方面の客は、大方別室であらう。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
僕もこのとしになるまで、まだ独身で毎日毎日をぶらりぶらり遊んですごしているゆえ、親類縁者たちから変人あつかいを受けていやしめられているのであるが、けれども僕の頭脳はあくまで常識的である。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
このたびの和田左衛門尉さまの御処置は、まつたくもつて道理にはづれ、無実の罪に泣く地頭代をはじめその親類縁者一同の身の上、見るに忍びざるものございまするに依つて、尼御台さまにもいたく御懸念の御様子にございまする。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
西を向いても東を向いても親類縁者が有るでも無い新領地での苦境に陥っては、二人は予ての秀吉の言葉に依って、会津の蒲生氏郷とは随分の遠距離だが其の来援を乞うよりほか無かった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
而して實際こんな狹い町では何處の誰が何處に居ると云ふ事が愉快なる穿鑿の種になり、それが歸宅の後家人に告げられると、女達の夜の爐邊の話題を賑かし、それからそれへの穿鑿が更に人の家の親類縁者の事に移り、かくて話はやうやう一つ前の人一代に飛ぶ。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
「こちらのおかみさんも、慾をいえば切りもありませんが食べたいものは大概食べさしたし、まあ、いゝ御往生の方で」 また嘉六は物慣れた調子で「親類縁者が、横槍を入れるということもある。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
彼の葬儀には、遠方からも多くの親類縁者が参列した。
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葬儀には親類縁者が全国から集まり、広い式場が埋め尽くされた。
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彼女が困ったとき、親類縁者の誰一人として手を差し伸べなかった。
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