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鷦鷯

しょうりょう
名詞
1
標準
wren
文例 · 用例
鷦鷯のやうに敏捷に身を飜して、楊柳や月見草の叢を潜り、魚を漁つてゐる漁師たちに訪ね合はしてゐる直助の紺の姿と確かりした声が、すぐ真下の矢草の青い河原に見出された。
岡本かの子 青空文庫
軈て「大鷦鷯高津の宮は雨漏るを葺かせぬことを民は喜ぶ」の歌を例に出して、この結句が「民は」と曲折して居るから尻が据つて居るのである、三句までは極めて平凡に言つて有る。
長塚節 竹の里人〔三〕 青空文庫
さひづるや鷦鷯のむれと。
長塚節 長塚節歌集 上 青空文庫
槻が枝の鷦鷯とらむと。
長塚節 長塚節歌集 上 青空文庫
鷦鷯はや木ぬれはうつす。
長塚節 長塚節歌集 上 青空文庫
鷦鷯のやうに鹽斷ちをしなければならない事を知つてゐた。
薄田泣菫 久米の仙人 青空文庫
一葉蘭が花と葉と、どちらもたった一つずつの、極めて乏しい天恵の下に、それでも自分を娯しむ生活を営んでいるのを知り、社交嫌いな鷦鷯が、人一倍巣を作ることの上手な世話女房であるのを見たのも、この山のなかであった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
鷦鷯の歌吹革祭の日は寒く、鍛冶が妻ぞ唯ひとり、ひねもす窓に居|凭る時、軒端づたひにこそつきて、掛菜をそそる音きけば、鷦鷯來と知られけり。
薄田泣菫 泣菫詩抄 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅で、小さな鷦鷯が忙しそうに餌を探していた。
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その鳥のさえずりは、まるで澄んだ鈴の音のように、蕭寥とした朝に響き渡った。
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「珍しい鷦鷯の巣を見つけたんだけど、そっと見守ることにしたんだ。」
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