運上
うんじょう
名詞
標準
Edo-period business taxes
文例 · 用例
丁度兄の伊藤八兵衛が本所の油堀に油|会所を建て、水藩の名義で金穀その他の運上を扱い、業務上水府の家職を初め諸藩のお留守居、勘定役等と交渉する必要があったので、伊藤は専ら椿岳の米三郎を交際方面に当らしめた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
へい全くセチ辛い浮世で、なんにでも運上がかかるので、平几帳面にくらそうとしても、見渡す世間が不正直なので、それがうつるんでございますな。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
畳一枚に運上がつき、窓一つに運上がつく。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
この杉窪の特権として、運上を納める必要がなかった。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
「今のやうなことは無かつたやろが、年貢の外に、運上や冥加金やいふて、兎角百姓と洗濯もんは、絞られるもんや。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
例えば江戸市中の何処の所に掘割をして通船の運上を取るが宜しいと云う者もあり、又|或は新川に這入る酒に税を課したら宜かろうとか、何処の原野の開墾を引受けてソレで幾らかの運上を納めようと云う者もあり、又|或る時江戸市中の下肥を一手に任せてその利益を政府に占めようではないかと云う説が起た。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
この商売をなすには莫大の費えなれども、政府には米もなく金もなきゆえ、百姓・町人より年貢・運上を出だして政府の勝手方を賄わんと、双方一致のうえ相談を取り極めたり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
ゆえに百姓・町人は年貢・運上を出だして固く国法を守れば、その職分を尽くしたりと言うべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
例句